intloop intloop Recruit
- Mission

アプリ開発プロジェクトにおいて、開発側であるITベンダーとお客様の間に立ちPMOとして課題の交通整理を行い、リリースまでを推進。見えている課題だけでなく、過去の課題、本質的な課題までを深掘りし、開発を成功まで導いたことで、PMOの役割の価値を改めて認識いただく機会にもなった。

- Outline

自動車関連のルート検索アプリ開発において、開発側よりプロジェクト難航のため支援を相談いただきました。INTLOOPは開発側の一員としてPMOの役割でジョイン。お客様とのコミュニケーションを円滑に進めながら、裏に隠れた課題、本質的な課題まで想定し、解決、リリースへと導きました。PMOグループ所属の山崎が、プロジェクトの内容とPMOの役割について語ります。

- Diagram
  • Introduction

  • Development

  • Breakthrough

Introductionプロジェクトのきっかけ・実施内容

行き違っても、ゴールは一つ。
熱量をどう高めていくか。

山崎
「あるITベンダーから「自動車関連のアプリ開発が難航しており、PMOを支援いただけないか」と、声をかけていただきました。

難航していたポイントとしては、お客様の責任者が変わったことで、認識の齟齬があったり、コミュニケーションの行き違いが発生。特に、大きな仕様の箇所に齟齬があったため、お客様は「いつまでに出してくれるんだろう」というところで、お客様とベンダー間に殺伐とした空気がありました。

私が間に入る形で、まずは、時系列順にコミュニケーションの内容を並べ、明確化。すでに決定した内容も含め「この機能は誰がいつからやりますか」と、今後どうしていくのかを洗い出し、可視化した内容は、資料化してお客様に提案しました。

あとは、マルチベンダーでの開発だったので、依頼を受けたベンダーに限らず、全ての開発メンバーに進捗状況を確認していきました。また、お客様とベンダー間だけでなく、ベンダー内のチームの調整も行いました。開発側のリーダーとお客様間のみで会話がなされることも多いのですが、間に入って「一度持ち帰って確認しましょう」「内部で検討してから進めましょう」と慎重に進めつつ、メンバーへの情報共有を行なっていきました。」

「コミュニケーション齟齬と聞いていましたが、入ってからは本質的な課題も見えてきました。お客様と開発側とで、熱量に温度差があったんです。お客様も会社としては力を入れていたと思うのですが、担当レベルだと、リリースが伸びてしまうことへ諦めの気持ちもあった。ただ、開発側はオーダーに対して間に合わせようと頑張るので、熱量の差が生まれていました。熱量の差はありましたが、お互いのゴールは同じで『アプリをリリースして成功すること』。互いに言い分や立場はありますが「いまやらないとリリースできませんよね」と諭しながら危機感を醸成しつつ、進めました。」

DevelopmentPMOとしての役割

課題は、氷山の一角に過ぎない。
気にする。深掘る。声をかける。

コミュニケーションの齟齬や熱意の差異を調整し、リリースに向けて推進してきた山崎。山崎が考える、PMOの役割とは何なのか。

山崎
「PMOの役割はとても広く、枠が決まってません。参加立ち位置によって違うので、入ったプロジェクトによって臨機応変に対応できることが求められます。

PMOとしてプロジェクトに関わる際に大事なのは「いろんなことを気にできるかどうか」。

例えば、何か遅れているタスクがあったとき「なぜ遅れているんだろう」と気にする。深掘りしていくと、重大な課題が潜んでいることもあります。いま起きている課題は、あくまで氷山の一角なんですね。過去の課題が解決されてなかったとか、本質的な課題まで遡らないとわからないことも多い。

今回も、過去の課題を眺めていたら、解決策が明示されていない箇所があり、指摘をしました。すると、その時に対応した人が悪者のようになってしまって。責任が一人に被らないよう「みんなで解決策も決めたはずなので、いま気づけてよかったですね」と声をかけたりもしました。

複数出てくる課題に対して、横串をさして解決に導いていく。同時に、課題を未然に防いでいく。腹落ちしないと動けないので、プロジェクト推進のために過去の事例や他社の成果を用いながら、納得できる説明をする。やることは多岐に渡りますが、旗振り役として、プロジェクトを動かしていったと思います。」

Breakthrough成果・お客様の声

社会的影響の大きな仕事を、
成功まで導いた。

無事にリリースして1年。ともに開発を進めたベンダーからは、どんな声をいただいているのか 。

「リリースしておよそ1年が経過しました。依頼してくださったベンダーさんからは「入ってくれたおかげで成功したよ」と高く評価いただいています。

またアプリ自体も使いやすいという声をいただいています。一つの交通手段だけが出てくるのではなく、さまざまな交通手段のルートが出て、選択して利用することができるアプリですが、とても便利だと思います。

まだ一部の地域だけですが、全国展開すれば、暮らしの中でより手軽に移動の選択ができたり、地域へのイベント参加なども活発になると思いますので、社会的な影響力も大きなプロジェクトだったと感じています。」

また、今回、INTLOOPから私含め2名が参画し、推進できたことで、プロジェクトにPMOが関わる価値を改めて理解いただけたのではないかとも思っています。PMOの役割自体の価値向上につながったのなら、光栄です。

社員の話を聞いてみる
募集中の職種一覧