intloop intloop Recruit
- Client
- Mission

膨大な船舶データの可視化及び、
プロダクト開発による船舶IoT領域に
おける主機メーカの優位性の実証。

- Outline

主機メーカーとして、膨大な船舶データとナレッジを持つ日立造船様。そのナレッジとデータを生かした新規IoT関連サービスの開発を、日立造船様とともにINTLOOPのテクノロジーソリューション事業本部で実施。クライアント側は初めてのプロダクト開発という挑戦の中で、どのように開発を進め、どんな壁を乗り越えていったのか。開発の中心となった木村、野坂、菅の3名(全て、INTLOOPテクノロジーソリューション事業本部所属)に、本プロジェクトの背景から、実際の開発状況及び得られた成果について語ってもらった。

- Diagram
  • Introduction

  • Development

  • Breakthrough

  • Achievement

Introductionプロジェクトの背景

共通言語がない中で、
互いの専門知識を生かし合う。

木村
「日立造船様は、船舶データや主機に関する膨大なナレッジを持っています。自社の知識を生かし、業界としても新たなIoT関連のサービスを開発したいと考え、協力会社を探していたところに、INTLOOPが提案、プロジェクトが始まりました。

日立造船様にとっては、初めてのプロダクト開発だったこともあり、ソフトウェアの知識が十分でない中のスタートでした。一方で、私たちはソフトウェア開発の専門家ではありますが、船舶知識は全くわからない状態。最初は、お互いに違う言語で話しているような難しさがありましたね。

最初の頃は、週に2回以上クライアントとコミュニケーションの場を設けて、細かく内容を詰めていきました。膨大な船舶データとノウハウというクライアントの価値を最大化するシステムにするために、船舶データの意味を教えてもらいながら、一つひとつ開発を進めていきました。

逆に、私たちからはIT関連の知識をお客様にインプットさせていただいて。お互いの専門分野を生かしながらの開発でした。」

Developmentプロジェクトの課題と解決の方向性

エンジニアが最前に立ち、
対等な立場で開発を進めていく。

認識齟齬が発生しないよう、密に連携をとりながら進めていった本プロジェクト。仕様が決定してからの作業ではなく、仕様、デザイン、サーバーシステムに至るまで、エンジニアがクライアントと詳細を詰め、考えながら完成したプロダクトだと木村は言います。

木村
「今回のプロジェクトにおける技術的なポイントは、膨大な船舶データをどのように計算・加工するかということ。プロジェクトの第一歩でもありましたが、クライアントとともにログメーカー側の会社にもヒアリングを重ねながら、処理フローを構築していきました。

また、開発が進むにつれて、どうしても初期デザインとの不整合が見つかってきますから、UIについても、一つずつクライアントと認識を合わせながら潰していきましたね。

例えば、このボタンを押したらどんな動作をするのか。検索条件を決めるのにも、ブラウザ負荷を考えながら、適切な条件を提案しました。

ただコードを書いて完成という形ではなく、我々エンジニアがクライアントと仕様をともに考え、提案し、詰めていく。また、デザインも、ITリテラシーが特別高くなくてもわかる仕様にしています。実際に使用する方々のペルソナを想定しつつ、デザインの最適性を考えていきました。出来上がったプロダクトは、主機メーカーならではのノウハウとデータを生かし、メンテナンスの案内や不調の原因までアラートできるシステムとなっています。

同じようなシステムはあれど、無機質にデータを弾き出すのではなく、お節介までしてくれる面白いレコメンドシステムになったのではないでしょうか。」

BreakthroughINTLOOPならではの強み・価値発揮ポイント

コンサルティングベースだからこそ、
柔軟な対応力と高度な技術力が活きる。

クライアントにとっても挑戦であった本プロジェクト。INTLOOPが開発に携わったことで提供できた価値とは何だったのか。

木村
「一番大きな違いは、INTLOOPはコンサルティングがベースの会社である一方、プロパーのエンジニアも多数抱えているため、一気通貫でプロダクトのデリバリーに取り掛かれること。同業他社と比較した際に、圧倒的にエンジニアの出てくるフェーズが早いと思います。INTLOOPのエンジニアは、要件定義フェーズからどんどんプロジェクトに参画し、基本設計を経て、AWSなどのクラウド上にインフラを組むところから、ものづくりを始めます。何もない中で、環境からつくり出していく。

コンサルティングとIT技術が一体化した会社だからこそできる仕事の関わり方だと思いますね。

また、クライアントからすると、初めてプロダクトをつくる時に仕様を完全に決めきれないことも多いです。完全なウォーターフォール開発だと後戻りができなくなりますが、我々のように柔軟に対応できるエンジニアであれば、クライアントと手と手を合わせて、早い段階で仕様を調整しながら進めていくことができる。今回もその強みが生きたプロジェクトだったと感じています。

クライアントからも『リリースまで持ってきていただいて、本当にありがとうございました』と言っていただきました。紆余曲折もありましたから、無事に公開でき、構想が形になったことを喜んでいただいています。」

AchievementINTLOOPならではの
はたらく側の面白さ

高い潮流から、
自分自身が納得できる開発を。

自身も中途採用でINTLOOPに入社した木村、菅、野坂。エンジニアから見る、INTLOOPならではの仕事の面白さはどこにあるのか。


「私も昨年12月に中途入社しました。前職はある程度仕様が決まったものをつくる会社だったので、途中作業感を抱いたり、終わったあとで『本当にこれでよかったのかな』と思うこともありました。

けれど、今回のプロジェクトでは自分が疑問に感じたところはフィードバックを行い、決めていける。エンジニアから提案しつつ、開発に携われることは面白かったですね。

作業よりも自分がアイディアを出していきたい人に、向いている会社だと思います。」

野坂
「『本当にそうなのか」と思う部分を、クライアントと密にコミュニケーションをとっていく。難しさもありましたし、ここまでやるのか、とも思いましたが、今まで経験したことがなく、楽しかったです。

チャレンジできる土壌があるので、入ってからも選択肢は多いですね。やらせてくれる環境なので、考えて、選ばせてもらっていると感じます。」

木村
「INTLOOPは積極的にリモートワークを取り入れていますが、リモートでこれだけ高い潮流からできることは良さだと思います。

顧客・エンドユーザーとの距離が近いからこそですし、この業界で仕事する上で重要なファクトだと感じます。高い潮流で携わる方が、きっと、ご自身の経験も面白いことになると思いますよ。」

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